理科 地学部 新宿区立戸山小学校での出前授業
2016.07.29
7月19日,地学部顧問と地学部の有志は,本校のすぐ前にある新宿区立戸山小学校で,小学校5,6年生(5年生:52名,6年生:59名)を対象に南極授業をしました.授業では,南極への行き方から始まり,オーロラ・ペンギンといった南極特有の自然などを,顧問が写真等を用いて紹介しました.また,国立極地研究所には南極の氷山氷を提供してもらい,実際に1~2万年前に作られた南極の氷に触れてもらいました.大昔の空気が閉じ込められている様子や水を入れて気泡が発生する様子・音などを観察し,この氷がいつ,どのようにして作られたか,南極大陸の氷床から得られる過去の地球の情報などについて説明しました.地学部の生徒にも一緒に参加してもらい,氷の観察補助や準備の手伝いなどを通じて一緒に授業を作ってもらいました.私だけではなく,地学部員や小学校の児童,教職員の方々といった色々な人が関わって素敵な時間が作れました.今後もこのような企画が続けていければと思います.
講義の様子.とても熱心に聴いてくれました.地学部の生徒もありがとう!
1,2万年前の南極の氷山氷の音を聴く子どもたち.いかがですか?暑い夏にはもってこいです!
授業後,感想やお礼をまとめていただきました.もっと知りたくなった,自分でも調べてみたいという感想もあり,理科に関する興味・関心を高めることが少しはできたかなと思います.本校もですが,人から習うだけではなく,「自分で」調べてみるということも大切にして欲しいです.
新宿区立戸山小学校「戸山日記」:http://www.shinjuku.ed.jp/es-toyama/tokusyoku3.html?mode=topic&contents_id=186909&data_id=17685&condition=created;down;1;0;0;9#contents_186909
国立極地研究所:http://www.nipr.ac.jp/