アメリカ研修21(相対化)。
2012.03.26
このアメリカ研修の目的は何かと考える。
決して語学研修ではない。
それならもっと集中したプログラムはある。
観光旅行ではない。
この町に観光に値するものはほとんどない。
それよりももっと大切な何かがあるはず。
例えばそれは、これまで15年生きてきた自分を相対化することではないかと思う。
文化的・文明的にかけはなれた土地に行ってしまえば、ただ混乱するだけだ。
国内やアジアの国々を観光すれば(それはそれで価値はあるだろうけれど)、感情的にすこし近すぎるかもしれない。
そこで、アメリカの出番となる。
それも、ヴァーモントの片田舎であるけれど、高い文化レベルを保っているこのセイントジョンズベリなどに数日とどまるのが最適だと思う。
ホームステイ先に視座を借りて、自分のこれまでの生活を振り返り、これからの人生を思ってほしい。
大人になるとそんなことを考えてしまうのだ。
写真は、あるスーパーマーケットにて。
筆者は、こんなアメリカの一面がいとおしくてたまらない。
(引率教員B)