コーネル大学の受験進学体験談
2012.01.10
中学・高校で三学期始業式のあった本日(1/10)正午より、講堂で米国コーネル大学医学部大学院博士課程に在籍している卒業生羽山遼氏による「海外大学の受験・進学体験」についての講演会が開かれました。
会場には生徒、保護者、教員総勢80名余りが集まり、氏の話に真剣に耳を傾けました。
氏は話の前半で「アメリカ大学受験の流れ」(1、情報収集・準備→2、アメリカ留学の決断→3、SAT・TOEFLの受験→4、願書の作成・提出→5.結果の郵送)について話され、続いて後半では「アメリカ学生生活の実際」(1、英語・2、授業・3、生活・4、アメリカ人&文化・5、苦労・6、現在)について説明してくれました。
講演会終了後には活発な質疑応答が行われ、最後に氏からは「伝えたい事」として以下のメッセージが発せられました。
「留学して一番良い事は、今までと違う世界を見て、物事を違う世界から見る事ができることです。例えば僕なんかは日本に少し悲観してて、アメリカはすごいと思っていた所もありました。でも行ってみると、日本の素晴らしい所を再発見したし、アメリカの悪い点も良くわかりました。
勉強を抜きにしても、一人で異国に生活することで成長にしても挫折にしても何かしら学ぶ事があります。
ある人はすごくとけ込めるだろうし、またある人はあまりなじめずに葛藤があるかもしれません。
ある人は自分は日本の方が向いていると思うだろうし、別の人は世界でもやっていく自信がつくかもしれない。
でもいずれにしても「世界ってどういう物なのか」っていうのを肌で感じます。そうすると視野が広がる。
それから一人で必死こいて外国で生きていく経験は自分を強くしてくれます。
そういう事が海外で生活すると分かってくるんじゃないかと思います。
これからは国際化の時代で、競争も激しくなります。
異文化の人達とどう付き合っていくか、やっぱり海外で暮らす経験が無いと分からないと思います。
そう言った意味で、皆さんにも時期は問いませんが、是非海外に出て暮らしてみる事をお勧めします。」
<教頭 中田大成>