モンゴル講演会開催

2016.04.27

  • グローバル教育

4月21日、新モンゴル中高で2年間、日本語教師としてご活躍された関内彩佳先生をお迎えして、モンゴル国の政治経済、生活事情ならびに新モンゴル学園についてご講演頂きました。

新モンゴル学園でのやりがいを感じていた点についてお伺いしたところ、「それは何と言っても、未来に触れている感覚が強くあることです。同学園の正面玄関脇にある、まだ何の像もない台座は、オリンピックでの金メダリストか大統領または首相、あるいはノーベル賞受賞者等の功績を収めた卒業生を並べたい、という同学園理事長のガルバドラッハ先生の御意向によって建てられました。そういった卒業生をこの学校から輩出するのだ、と言う強い気持ちで業務に携われたことが印象深いです。言うまでもなく、教員という職業自体が未来に関われる職種なのですが、新モンゴル学園では学校全体で意識共有し、スピリットとしている部分があったので楽しかったです。生徒の真剣さを見て、私も負けていられないと切磋琢磨させてくれる関係だと思えたことも大きかったです」とのこと。

講演では、とりわけ、開発資源立国として高度成長が進行中であり、「スーホの白い馬」の世界はもはや一面でしかない現代モンゴルにあって、新モンゴル中高の生徒の旺盛な向学心と自立心について多くの事例を交えて御紹介頂き、参加者から感嘆の声があがりました。

質疑応答での「高度成長下でモンゴル人の大家族主義は保たれるか」、「礼節を重んじるモンゴル人と交際する点で本校生が留意すべき点はなにか」などの質問に、的確なご回答を頂き、実に勉強になりました。

いまやアジア有数の大都市でありながら、近郊には悠久の大草原が広がり駿馬が駆けるウランバートル。その馬上に本校生が見られることもそう遠いことではないと思わせる熱気の内に講演会は終了しました。

関内先生、このたびは誠に有難うございました。

モンゴル講演会集合写真