• 「孤独死」についての中2(現中3)生のレポート発表

「孤独死」についての中2(現中3)生のレポート発表

2011.05.07

昨年12月12日、松戸市常盤平市民センターホールで開催された、「第9回孤独死シンポジウム」(常盤平団地自治会主催)において、中学2年生(現中3)の増田優介君と池上雄紀君がレポートを発表しました。2人は、社会Ⅱの2学期のレポートのテーマに「孤独死」を取り上げ、松戸市の常盤平団地に取材に行きました。後日、取材のお礼とともに完成したレポートをお届けした際に、団地自治会主催の「第9回孤独死シンポジウム」でレポートを発表する機会を得たそうです。シンポジウムには、本郷谷健次松戸市長をはじめ多くの来賓の方々と、たくさんの団地住民、周辺住民の方々が出席していましたが、2人の発表が始まると会場は静まり返り、皆熱心に耳を傾けていたそうです。シンポジウムの様子と、2人の発表の要旨が、常盤平団地自治会広報誌『ときわだいら』に掲載されました。
以下は2人の談話です。
「以前、社会の授業で新聞記事の発表をやっていたことがあって、そこでクラスの友達が常盤平団地の孤独死の問題を扱った記事を取り上げたんです。僕はその時にこの問題を初めて知って、とてもショックを受けました。そんなことが身近で起こっているなんて思ってもいなかったので、この機会に孤独死の問題について自分なりに調べて掘り下げてみたいと思ったのが、このテーマを選んだきっかけです。取材を受けてくださった自治会長さんからは、「中学生の取材は初めてだ。中学生が孤独死の問題に関心を持ってくれてとてもありがたい」と言っていただきました。シンポジウムでは、たくさんの大人を前にしてとても緊張したし、自分の発表が聞いている人にどのように受け取られるかとても心配でしたが、熱心に聴いていただいてとてもうれしかったです。」(増田君)
「誰にも看取られることなく死んでいく人がいる。そのことは、新聞やテレビのニュースで知っていましたが、本当にそんなことが起こっているのか、自分の目で確かめたいと思って、この問題をレポートのテーマに選びました。シンポジウムでの発表のお話をいただいた時には、大勢の人の前でうまく発表できるか心配で、正直言って迷いました。でも、当日はたくさんの人が真剣に僕の話を聴いてくれて、今ではやってよかったと思っています。発表が終わって、会場から拍手が起こった時には、心の底からほっとしました。」(池上君)
(中2学年通信より転載)
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