理科勉強会「ガザミの解剖」
2008.03.16
海城の先生方は,互いの自己研鑽のために様々なことを行っています。それには「授業カンファレンス」とか「勉強会」とかの名前がついています。行われるのは,期末試験の採点が終わった後の時期を設定するのが多いようです。
今回,3月13日の理科勉強会で「ガザミの解剖」が行われました。生物の時間に解剖実験がありますが,蟹を解剖する機会はほとんどありません。参加した理科の先生方も蟹の解剖を行ったことのある先生は少なく,講師の石塚先生(生物)の指導の下,真剣に取り組んでいました。
簡単な説明とプリント配布の後,すぐに実践に移りました。
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観察や解剖のポイントは次の9項目で,メモを取りながら,真剣に観察・解剖を行いました。
(1) 外形
(2) 鋏脚(はさみ)
(3) 歩脚
(4) 腹部・・・4対8本の腹脚・肛門・生殖孔
(5) 第1・第2触角・触角腺
(6) 口部・・・付属肢・顎脚
(7) 心臓・・背側 →dorso-ventral inversion
(8) 中腸腺・・・かにみそ
(9) 胃臼
![%CC%DB%A1%B9%A4%C8.jpg](https://www.kaijo.ed.jp/wp-content/uploads/press/%CC%DB%A1%B9%A4%C8-thumb.jpg)
![%BA%D9%C9%F4%A4%DE%A4%C7.jpg](https://www.kaijo.ed.jp/wp-content/uploads/press/%BA%D9%C9%F4%A4%DE%A4%C7-thumb.jpg)
実験材料となった「ガザミ」は石塚先生がマーケットで冷凍ガザミを購入して来てくれたものを解凍して使用しました。解凍段階で足やはさみがとれてしまったりもしましたが,解剖・観察にはほぼ問題はなく,いろいろなことが勉強になりました。
このような地道な努力が,海城の先生方の地力を向上させているのだということがわかります。今後も,当たり前のように続いていくのだと思います。
<教頭 茂木 雅之>