VDT症候群

2007.10.12

 海城では様々な部署から,生徒向け・保護者の皆様向けのプリントが配布されていますが,保健室から発行される「保健だより」もそのひとつです。
 最近発行された保健だよりには「10月10日は目の愛護デー」という特集記事があり,目についての保健的な情報・ケア法などが載っていましたが,その中にVDT症候群についての記事がありました。
 
 VDT症候群とは,パソコン,ワープロ,テレビゲームなどの端末であるVDT(Visual Display Terminal)を用いた長時間作業により,目・体・心などに影響のでる病気で,別名テクノ・ストレス眼症とも呼ばれているそうです。
 
 ディスプレイを集中して見続けるため,まばたきの回数が通常時の1/4程度に減り,目が乾燥したり,かすんだり目に負担がかかります。また,長時間同じ姿勢をとり続けるので,首,肩,腕などの痛みがでてくること,また,頭痛,不眠,イライラなどのことも起こると言われています。現代の新しい病気とされ,オフィスで増加しているそうですが,生徒にとっても無視できないことだと思います。
 
 このような学校からのプリントを良い機会としてとらえ,自らの生活のリズムを見直してみるというのも学校の良い利用方法ではないかと思っています。
 
                           教頭 茂木 雅之