社会Ⅰ「先輩への取材」

2025.02.03

  • 社会科

本校独自科目「社会科総合学習」(社会Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ。詳細は各教科紹介のページをご覧ください。)において、中学3年生時の社会Ⅲの卒業論文では、外部の方に取材をしてレポートを執筆することが求められます。その練習として、中学1年生時の社会Ⅰの夏休みの宿題では、「身近な方のライフヒストリー」の取材を保護者の皆さまやお知り合いの方にご協力いただきました。

今回は更に実際の取材に近い形での練習として、高校1年生の先輩に「高1生になった今だから思う、海城中学校社会Ⅰ〜Ⅲでやっておくべきだったこと、もっと力を入れるべきだったこと」を取材してもらいました。1月中に、教員から部活のつながりがない高1の先輩を1名ずつ紹介され、取材のアポ取りからお礼状の送付まで全て1人で行うという内容です。今回はアポ取りも実際に先輩の教室を訪ねて対面で行いました。中学1年生の多くは、高1の教室を訪ねたり見ず知らずの先輩に声をかけたりする機会があまりなく、大変緊張していましたが、実際に先輩に会って話してみると先輩の協力もあって、予想以上に積極的に取材できていました。

<アポ取りの様子>

先輩を呼び出すのは勇気がいるようです。

<取材風景>

取材相手は社会科総合学習を履修した先輩なので、取材する側の苦労もよくわかっています。

取材では、テーマに基づいた社会Ⅰ〜Ⅲの授業に臨む姿勢や極意だけでなく、海城での生活全般についても話題になったようです。放課後の高1教室を覗くと、先輩から「定期考査の勉強を始める時期は・・・」、「俺は部活が忙しかったから勉強の時間を作るには・・・」などといった発言が聞こえてきました。こうした経験ができるのは中高一貫校の特徴かと思います。取材経験だけでなく先輩からのアドバイスも、今後の海城生活に活かしてもらえればと思います。

中学1年生の社会Ⅰでは、中学入試の自宅学習日明けに当たる2月5日(水)に先輩への取材の報告書と3学期レポートの設計図(構想案)を提出することになっています。

<お礼状も執筆しました。先輩に気持ちは伝わったかな?>
(一部個人情報保護のため画像を加工しています。)