ユニバーサルデザイン落語絵本 古典芸能部 & 模型部トークショー
2024.09.24
海城祭にて海城学術顧問の春風亭昇吉師匠と「手と目で見る教材ライブラリー」の大内進先生をお迎えし、トークショーが行われました。
これは、本サイトでも紹介された昇吉師匠監修のユニバーサルデザイン落語絵本『まんじゅうこわい』に本校模型部が関わったことから催された古典芸能部共催のトークショーです。
古典芸能部員・家家家家 家家家(かかかや けけけ:仙名大智:中1)さんが落語・「まんじゅうこわい」を演じ笑いをとった後、模型部部長の国分智哉君(高2)司会のもとトークショーがはじまりました。
昇吉師匠により、ユニバーサルデザイン落語絵本を作ろうと思ったきっかけ、そしてできるまでを語っていただき、続いて3DデータのURLを付与するに至った過程、また大内先生より、実際に模型を見せていただきながら3D造形物の意義を話していただきました。また、本校模型部の機械造形班のメンバーが3Dデータを作成する上での苦労などを紹介しました。
トークショーの中で特に関心が集まったのが、視覚障害者が落語を聞くときに上下(かみしも)の別が聞き分けられるということや、五感を駆使して物事を理解する人間にとって、3D造形物を見たり触ったりすることが物の形への理解を格段に高めるということでした。また、昇吉師匠の話術が客席をうならせていました。
最後に、ユニバーサルデザイン落語絵本の第2弾制作に向けての紹介がありお開きとなりました。
関連サイト
★『てんじつき さわるえほん たのしいらくご① まんじゅうこわい』
https://www.godo-shuppan.co.jp/book/b638370.html
一般社団法人落語ユニバーサルデザイン化推進協会 著 多屋光孫 絵2024/04/23 合同出版より刊行
★「まんじゅうこわい」発刊の経緯、大内先生の思い
【Webマガジン:日本文教出版「学び!と共生社会」】
https://www.nichibun-g.co.jp/data/web-magazine/manabito/inclusive/
★一般社団法人 落語ユニバーサルデザイン化推進協会
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