理科・地学部 都立白鴎高校 火山学実験講座に参加
2016.02.14
2月13日(土),地学部は,東京都立白鴎高等学校附属中学校で行われた火山学の生徒実験講座に,ご厚意で参加させていただきました.
この講座は,JST「中高生の科学研究実践活動推進プログラム」の一環で企画されたもので,講師としていらっしゃった秋田大学教育文化学部教授の林信太郎先生より,身近な食材を使った火山についてのモデル実験の紹介と実験,および実験に基づく火山についての講義と質疑応答が行われました.身近なものを使った実験で火山学の知識や理解が深まり,午後いっぱいを使ったのにあっという間の面白い講座でした.私は授業で,生徒は文化祭で,それぞれ使えそうなものばかりでした.早速,本を購入したいと思っています.
最後に,生徒も含めての参加をご快諾いただいた白鴎高校の先生と講師の林先生に感謝申し上げます.
秋田大学林先生の火山学講義.要所に実験を入れながらで非常にわかりやすいものでした.
スライムを使った溶岩流の実験.地形によってどのように溶岩が流れるか,複雑な地形では予想がしづらく面白かったです.
こちらは火山の山体崩壊の実験.流山などができる様子が良く分かりました.
ベビーチーズを押してみてできる割れ目の方向性から,地下の応力場と火山の火口列との関係性を考える実験.身近な材料を使っているため,スッと理解ができました.
最後に,バレンタインデーにちなんで,チョコとココアで溶岩流を再現.温めて溶かしたチョコにココアをふり
かけて傾けると,とてもリアルな溶岩流ができました.