2023年度プログラミング講習実施報告

2024.03.22

  • ICT教育
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2023年度のプログラミング講座は、中学1~2年生の希望者を対象に、
2学期に「プログラミング講座 アプリ開発コース 初級編」を計6回、
3学期に「プログラミング講座 Unityクリエイターコース 初級編」を計4回実施しました。

本講座は、GeekSalonから講師を招いて実施しました。
GeekSalonは、大学生と対象としたプログラミングコミュニティで、3ヶ月でプログラミングを学び、ウェブサイトやアプリのリリースまでのスキルを身につけることができる講座を提供しています(詳細はGeekSalon HPをご参照ください:https://geek-salon.com/)。
今回のプログラミング講座の講師も、普段GeekSalonで講師を務めている現役大学生や大学院生です。生徒と年齢が近いこともあり、親近感を持って楽しみながら講座を受けることができました。

2学期に実施した「プログラミング講座 アプリ開発コース 初級編」では、カウンターアプリやガチャアプリの作成を通じて、iPhoneアプリの仕組みやデザイン、アルゴリズムの基礎を学びました。四則演算やアルゴリズムを学ぶカウンターアプリの作成に始まり、乱数やIf文を使ったおみくじアプリ、関数や配列を使ったクイズアプリ、そして縦スクロール機能や保存機能の実装を学ぶメモ帳アプリの作成を行いました。これにより、プロダクト志向によるプログラミング学習の楽しさを提供することを目指しました。

3学期に実施した「プログラミング講座 Unityクリエイターコース 初級編」では、インタラクティブなリアルタイムコンテンツを制作するプラットフォームであるUnityを用いて、プログラミングとデジタルクリエイティビティを学びました。2Dコンテンツの制作ではタイルマップや移動、当たり判定などを学び、3Dコンテンツの制作では視点の実装やスコアの表示と保存を学びました。
Unityクリエイターコースの参加者からは、「配置するだけでもかなり時間がかかった。ゲームクリエイターはすごいと感じた。」や「Unityの2D横スクロールゲームのステージ作成と移動実装をした。思った以上に難しかったが楽しかった。」という感想が寄せられました。また、「コードを書くのが大変だったが、エラーを自分で修正できるようになりたい。」という意見や「Unityを使ってマリオのようなゲームの骨格を作れて楽しかった。次回も楽しみです。」といったポジティブなフィードバックもありました。「Xcodeと比べて少し複雑だったが、自分の思い通りにステージを作ることができた。」という感想もありました。

両講座を通じて、基礎的なプログラミングスキルの習得を目指しながら、実際にアプリやコンテンツを作成する楽しさを体験してもらうことができました。参加者のフィードバックからも非常に好評であり、この講座をきっかけに、プログラミングに対する興味を深め、さらなる創作活動に取り組んでもらえればと思います。