KSプロジェクト 「みなかみスタディツアー」 2日目
2023.09.05
みなかみスタディツアー2日目。この日は生物コースは自然林での毎木調査と自然観察を、社会コースはたくみの里でのフィールドワークと後閑駅周辺での取材を行いました。
生物コースでは赤谷の森の自然林の炭素固定量を調べるために毎木調査を行いました。森林に20m×20mの枠(コドラート)を作り、その中の胸高直径3cm以上の樹すべての樹種名を記録し、胸高周囲と樹高を測定しました。また、それぞれの調査区の土壌硬度や相対光量子の測定を行いました。初めての本格的な調査でしたが、すべての班が予定通りに測定をすることができました。また、自然度の高い林道の散策を行い、森林の保全やさまざまな生物の観察を行いました。夜は翌日の発表に向け、調査結果のまとめと自然観察で学んだことをスライドにまとめました。
社会コースは朝,赤谷湖(相俣ダム)を見学した後,午前中は里山そのものを観光資源として活用して成功したたくみの里を訪問。様々なメディアで取り上げられる地域おこしのレジェンドであるたくみの里の西坂社長や,たくみの里が誕生するはるか昔の様子を知る地元の高齢者などにインタビューしました。
午後はJR後閑駅へ。数年前に無人駅となった後,もとの駅員室が地域の中高生のために学習室として活用されるようになり,新聞などで取り上げられ注目を集めています。その学習室にて,役場の企画調整係の方や管理・運営を担当する方などに過疎地における学習支援や若者の人口流出対策のあり方についてお話を伺いました。
その後,みなかみ町社会福祉協議会へ移動。事務局長や職員の方々に,過疎地ならではの地域社会が抱える諸問題とその対策について様々な角度から意見交換しました。夜は各班に分かれ,昨日と今日の取材やフィールドワークの成果を盛り込みながら,過疎地域の現状と地域振興のあり方についてのプレゼン用資料を作成しました。
調査地へ向かう様子
皆で協力して調査をしました
樹高は20m近くありました
毎木調査の様子
自然観察でカツラの大木の前で記念写真
社会コース たくみの里にて
赤谷湖畔にて
たくみの里での意見交換会(インタビュー)の様子
夜は班ごとにスライドの作成をしました。onedriveでスライドを共有し、それぞれでページの分担をしてスライドの作成を行いました。
昼間はフィールドに出て疲れている中、夜遅くまで頑張りました。