KSプロジェクト 「みなかみスタディツアー」1日目
2023.08.31
中学2年生は昨年に宿泊研修でみなかみ町にて自然環境の保全や林業、地域の文化について学びました。
もっと深くみなかみ町で自然環境の保全や地域の課題について学ぼうと、中学2年生の生徒30名がこのスタディツアーに参加しました。
社会コースと生物コースの2コースに分かれそれぞれの視点でみなかみ町について学習をします。
初日の8月29日はみなかみ町に向かい、社会コースはみなかみ駅周辺のフィールドワークを行いました。かつて賑わいをみせていたみなかみ駅周辺は、今では空き家や廃業した旅館などが目立ちます。一方で、かつての活気を取り戻すために企業や大学などが知恵を出し合い、またコロナ渦において新規の移住者が流入しているという側面も合わせ持ちます。この日は、そのような水上温泉街でフィールドワークを行いながら、ゲストハウスを運営する移住者や、長年みなかみで飲食店を経営している方にみなかみ駅周辺の衰退と再生、課題についてお話しを伺いました。
生物コースは翌日に自然林での毎木調査を行うための予習として、図鑑を使って樹木を同定する練習を行いました。葉のつきかた、葉の形、特徴などをじっくりみて観察し、コナラやアブラチャン、イタヤカエデ、ヤマモミジなどを図鑑を使って同定しました。猿ヶ京周辺の田園風景を楽しみつつ自然観察を行いました。
夜は講師の方を3名お招きし、森林保全の取り組みの赤谷プロジェクトの話やみなかみの林業の話、みなかみへの移住に関する話を聞きました。
シカによる森林の荒廃で、シカの駆除を行うことについて考えたり、日本の林業を盛り上げるにはどうすれば良いか、みなかみの過疎化の問題をどう打開するかの視点について学び考えました。
社会コース みなかみ駅近くのSLの前で記念撮影
空き家を見学しながら話を聞きました。
廃業したホテルの前にて
みなかみ町の課題について学びました
生物コース。班毎に分かれて樹木を同定しました。樹木を同定したらその根拠となるポイントを他の班員に発表しました。
天気も良く風景もきれいでした。
講演会を聞く様子。夜遅くまでしっかり学びました。