2023年度イギリス研修 13・14日目(最終日)

2023.08.05

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 8月2日。いよいよモーバン市を発つ日がやってきました。
 ここまで約2週間、充実していたイギリス研修もあっという間に終わりです。生徒達はまだまだこの地に留まって現地の方と交流したいと、名残惜しそうにしています。
 
 早朝、ホストファミリーに見送られてバスに乗り出発です。出発前には生徒からの最後の挨拶がホストファミリーに贈られました。この2週間、まるで我が子のように生徒達を見守り、支え、愛してくれたホストファミリー。彼らへの感謝の言葉を伝えようとする最中、生徒は感激のあまり言葉に詰まってしまい、見ていた一同もそれにつられて涙し、互いに抱き合って別れを惜しみました。研修中、最も感動的な場面でした。

ホストファミリーへ最後の挨拶


生徒の言葉にホストファミリーは感激。生徒達と抱き合って別れを惜しみました。

 お世話になった方々に別れを告げ、一同はロンドンへ。翌日の帰国を前に、束の間のロンドン観光です。
 英国の首都として歴史の古いロンドン市の成り立ち、有名なビッグベンやバッキンガム宮殿について、ガイドさんが丁寧に説明して下さいました。ビッグベンは最近改修工事が完了し、建設当初の色彩と正確なリズムを刻む鐘の音を取り戻しています。この時期に訪問できたのは幸運でした。
 その後、ガイドさんの説明付きで大英博物館を2時間ほど見学しました。教科書でしか見たことのない展示物の数々が目の前に並んでいる光景に、生徒達は大いに惹きつけられたようです。

ロンドンは混雑していて到着が遅れてしまいましたが、衛兵交代の行進にはギリギリ間に合いました。


ビッグベンを背に記念撮影


大英博物館の正面玄関


古代の遺跡から発掘された数々の遺品が展示されています。


エジプトの神聖文字が刻まれた棺石。ガイドの方によると、ローマ時代にはバスタブ、アラブ時代には水溜めに転用されていたともいわれます。

 その日はロンドン市内のヒースロー空港のすぐ近くにあるホテルに宿泊し、翌8月3日の早朝に出発です。
 しばらくロンドンに滞在されるという校長先生に見送られて一同はホテルを出発し、ヒースロー空港へ。混雑する空港内で国際線の乗り込みに苦労しながらも、日本時間8月4日の朝に全員が無事に羽田空港に帰着することができました。

ロンドンのホテルで最後の夕食


ホテルを出発前、校長先生からの見送りの言葉に耳を傾ける生徒達


空港で現地スタッフの方とお別れ。大変お世話になりました。


8月4日早朝、無事に全員が羽田空港に帰着しました。

 生徒達は海外でのホームステイという貴重な経験をし、英語力はもちろん、人間的にも大きく成長しました。異国の地で触れた、人々の明るさ、礼儀正しさ、寛容さ、生きる逞しさ、そしてコミュニケーションを取れることの喜び、ここで彼らが得た学びは本当に大きかったと思います。この経験が種となり、将来、生徒達の心の中で大きな実を結んでくれるだろうと信じます。

 2週間にわたるイギリス研修報告の記事もこれで終了となります。日本から研修の様子を見守って下さった皆様、この研修を支えて下さったスタッフの方々や現地の学生・先生方、研修の準備段階からご指導下さったグローバル部の先生方、そして生徒を送り出して下さった保護者の皆様、この研修中に出会った全ての方々に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。