7月28日、本日はイギリスの観光地としても名高い、バースの街を訪ねてきました。
　街全体が世界遺産に登録され、イギリス国内で唯一温泉が湧き出ることで知られるバース（Bath）。実はお風呂を意味する“bath”という英単語の語源となっています。この街がケルトの女神の名に由来し「アクア・スリス」と呼ばれていた古代ローマ時代、巨大な湯沸し装置なしに温水を確保できるこの地は希少でした。施設の規模そのものは当時のローマ帝国の各都市に設置された浴場の一つでしかありませんでしたが、湧き出る温泉が神々の恵みの象徴とされ、この地は市民の憩いや交流の場であると同時に、神殿を備えた神聖な空間でもありました。
　訪れた博物館では当時の浴場の遺跡がそのまま保存されており、2000年前のローマ人の生活の光景が目に浮かんでくるようでした。
　生徒達は解説を聞きながら博物館を周回した後、午後の自由時間でバースの街を散策してきました。前回訪れたストラットフォードよりも大規模な街だったのでお店も多く、お土産を買い込んできた生徒もいたようです。
　明日はモーバンカレッジでスポーツ大会が行われます。ホストファミリーも多く参加してくれるそうで、賑わうイベントになりそうですね。

見学地の一つ、ロイヤル・クレセント（半円形連続住宅）の前で現地の先生による解説を聞く

　　　ロイヤル・クレセント前で集合写真

　　飛び跳ねてみました

　バース博物館の中央にあるローマ浴場（入れません！）

現在も源泉が湧き出しています

浴場跡。2000年前にはここでローマ市民が行き交っていたのでしょう

　市内散策でお土産を買い込んできた生徒