本年度も中学１年生では、安全ワークショップを実施しました。

「安全ワークショップ」とは、学校内で過ごす時間や登下校などの時間を、お互いが安心して快適に生活するためには、どのように他者と関われば良いのか、どのようなことが大切なのかを体験的に学ぶプログラムです。防犯活動の専門家・演出家・俳優といった方々を講師としてお招きして、「カイテケーション」、つまり、快適を作るためのコミュニケーションについて考えます。各学期に１回ずつ全３回の実施で、今回はその１回目です。

短いお芝居を見た後、その場面が、どうすれば「ほどほどに安全で快適」になったかを考え、クラスメイトや講師の方々と意見を交換しました。

実際にプログラムを体験した生徒の感想を一部引用します。

「自分も周りの人に知らず知らずのうちに迷惑をかけている可能性が十分にあるのだと思いました。また、それを防ぐためにも『お互いがほどほどに快適』にできるよう、友達などと気をつけたいと思います」
「自分の快適や楽しいが、必ずしも相手にもあてはまるわけではないので、誰も不快な気持ちにさせないよう、相手のことを想像して過ごしていきたいです」

悪気はなくとも、気づかぬうちに周りの人に迷惑をかけてしまうというのは、これからの学校生活において、誰にとっても起こり得ることかもしれません。今回のプログラムで得た学びが、学年の皆が互いに安心して生活していけるための手掛かりとなることを期待しています。