生物部 「生態学会大会で最優秀賞を受賞!」
2022.05.01
3月19日にオンラインで開催された第69回日本生態学会大会高校生ポスター部門で生物部の発表が最優秀賞を受賞しました。研究タイトルは「都市公園の低木が植物の多様性を維持している?」です。学校近くの戸山公園で低木の下は植物が多いことに注目し、毎月の植生調査を行い、低木下は低木がないところに比べて、草本の多様性・草丈が高いことを明らかにしました。身近な自然に目を向けて探究活動をしてきました。
研究の代表者田代逞真君(現高1、受賞当時は中3)のコメントです。
「都市公園の低木が植物の多様性にあたえる影響」についての僕たちの研究では、「都市公園の低木の周りに草本が多く生えていた」という気づきから、都市公園の低木があることで、何らかの背景から、多様性への影響があるのではないかという仮説と、その一つの背景の検証を行いました。
調査の結果、その傾向が大きいということがわかり、また、「人による踏まれやすさ」がその傾向に関与しているという可能性があることがわかりました。
発表については、コロナ禍ということで、今までに経験のないオンラインでの開催となりましたが、共に発表をした植物班のメンバーに助けられながらも、楽しむことが出来ました。
また、オンラインであるからこそ、様々な立場の方々からの貴重な意見をいただくことができ、大変良い経験になったと感じています。
今後も、頂いた意見をもとにしながらも、新しい視点からさらに研究のレベルを高めていきたいと思っています。