KSプロジェクト イマ・ゼミ! 講演会「日本のエネルギー政策のイマ」開催!!
2021.08.11
期末試験前の6月下旬、KSプロジェクト「イマ・ゼミ!」の活動の一環として、本校OBで経済産業省資源エネルギー庁にお勤めの高木悠一氏にお越しいただき講演会を開催しました。
今回の講演会では、日本のエネルギー政策をテーマに、その現状や特徴、課題についてお話しいただきました。
イマ・ゼミ生はおよそ1か月による事前学習を経て参加しましたが、講演中に熱心にメモをとる姿が印象的でした。また、講演会終了後には事前学習で考えた質問を高木氏に直接質問する生徒たちも多く見られ、海城生の積極性や好奇心の強さを実感しました。
生徒たちからは、事前学習では分からなかったエネルギー政策の現状が分かり面白かった、という声や、それら現状を広く伝える方法に興味を持った、進路選択の上で参考になった、といった声が聞かれ、刺激的な良い経験となったようです。
例えば、ある生徒からは、火力発電を減らすことで二酸化炭素排出量削減を達成できるが、再エネの不安定な電力供給を補うため簡単にゼロには出来ないという側面もあると知り、異なる視点から物事を考える重要性を実感した、という声が聞かれました。また、別の生徒からは、日本のエネルギー政策に唯一の正解はないかもしれないが、事実・データを正確な把握すること、複合的な視点・価値観から目標を定めること、あらゆる手段を追求し組み合わせることという考え方はあらゆることに通じることだと思うので、普段から実践していきたい、という話が聞かれました。
今年度のイマ・ゼミ!では、海城生が学校内に留まらず知識や経験を広げたり、様々な社会課題をより身近に感じたりする機会を創るため、社会で活躍されている方をお招きし、講演会を実施しています。
今後もこのような活動を続けていきたいと考えています。