2019数学科リレー講座5日目

2019.08.28

  • 数学科
  • 講習

リレー講座5日目の今日は、本校数学部と友好関係にあり、定期的な交流をしている武蔵高校数学部の皆さんが参加されました。

今日のテーマは幾何で、JMOの問題のみならず、アジア太平洋オリンピックや、クロアチア、ロシアなどの世界のオリンピック問題に触れました。
とりわけ、反射の問題やFermat点については、いかに数学の腕に覚えのある豪の者であっても勉強になったことでしょう。
さぁ、明日は最終日。
今夏の本講座での成果を問う『海城数学オリンピック』が開催されます。

以下、本日の受講生の声です。

問題1や2での辺の比と面積比の巧妙な使い方や、問題4や5での不等式での定石を学び、自分の引き出しがとても増えた気がします。

全編を通して、難解な幾何の問題に対してどのように立ち向かっていけばよいかという方針の立て方の説明が明確で、今後問題を解くための自信となりました。(ゲストの武蔵中高生)

今回は難問が多かったですが、単に開設に終始することなく、ステップバイステップでヒントを、そして核となる箇所で考える時間を設けてくださるのでとてもよかったです。(高1)

問題2や問題3を全く手を付けることができなかったのですが、難問でもあのように、無理がなく、扱えることに感動しました。有難うございました。(高1)

問題1がとてもよかったです。面積比から線分比を求め、そこからさらに面積比につなげる流れはなかなか思いつかないものです。また、問題5でヘロンの公式を用いるというのも初見では容易なことではありません。今回はこの2つが興味深いものでした。(高2)

問題3は実験の有効性を学ぶのにとても良い問題でした。幾何学的考察から代数的な解決という流れは、実に数学オリンピック的であると感じました。実験から一般化へのシフトをできるようにするには、トレーニングが必要だと感じました。(高2)

「知識としては知っていてもそれを運用することの難しさ」を問題4に感じました。(中3)

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