中学1年生能教室を開催しました
2019.01.18
1月16日の実力考査の後に本校講堂において能教室を開催しました。能を鑑賞するには中1ではまだ早いかと思ったのですが、この能教室が中1を対象としていたのでお願いすることになりました。ただ、既に能を鑑賞したことがある生徒が1割以上いたことは驚きでした。
担当の方の能についての簡単な説明を受けてから、鑑賞が始まりました。一つ目が「敦盛」という演目で、治承寿永の内乱(源平の内乱)の中の熊谷直実が平敦盛を討つことをもとにしたもので、二番目物(修羅物)でした。普段は見ることのできないシテが精神統一をしながら面を被るところも見せて頂きました。二つ目は「高砂」で結婚式の披露宴で行われることでも有名な演目で、初番目物でした。始まる前に生徒全員で高砂の唄を謡いました。今回は、5つあるシテ方の流派のうち、観世流を鑑賞しましたが、中1で分からなくても高校・大学になったこところに理解ができればと思っています。今度は是非能楽堂で能・狂言を鑑賞して下さい。