• 理科・地学部 日本地球惑星科学連合(JpGU)2018年大会研究発表で優秀賞

理科・地学部 日本地球惑星科学連合(JpGU)2018年大会研究発表で優秀賞

2018.05.25

  • 地学部

地球惑星科学関連の学会が一手に集まる日本地球惑星科学連合(JpGU)2018年大会の中で行われる「高校生によるポスター発表」が、5月20日に幕張メッセにて行われました。本校地学部からも、高校3年の鈴木泰我(すずき・たいが)君が参加し、見事に優秀賞を受賞しました。この賞は、76件の研究発表の中で、最優秀賞1件に次ぐ4件に与えられた賞です。日頃の地道な研究活動が、成果として表れてことに、本人としても喜び一入だったようです。
研究発表のコアタイムでは、聞いてくださる方が途絶えることなく、研究者や参加した高校生から多くのアドバイスをいただくことができました。ご指導いただいた先生方やお世話になった方々に、この場をお借りして御礼申し上げます。各方面から多大なご支援をいただき、本当にありがとうございました。

また、中間考査前ではありましたが、鈴木君以外にも11名が見学し、他の高校生の発表や、大学や研究機関の出展ブースで話を伺いました。
後輩の様子を見に来てくれたOB諸君からの助言や交流もあり大変有意義な一日でした。お疲れ様でした。

鈴木君のコメント

・私の研究は学校付近の地下水環境についてです。地下水というと大抵「水質のこと?」と聞かれてしまいますが、自分は「地下水がどのように存在しているか?」について研究をしています。どのあたりで地下水位が高いのか、どちらの方向に地下水が流れていくのか、ということです。それらは目に見えません。また、触れることもできません。先人の積み重ねた断片的な情報をかき集め、また自分自身や部活の仲間と共にデータを重ね、その前で数年間悩み続けていたのが僕の研究でした。今回、成果が生まれたのは運に恵まれたからです。たまたま良いデータに巡り合え、たまたま良い仮説を閃くことができました。しかしながら、それらが成果となるには成果にならない多くの努力を背景に積み重ねなければあり得ないことでもありました。これまで出会ったすべての方々、すべての出来事に感謝しながら、再び精進したいと思います。

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発表ポスターのほかに、説明用の模型も作りました

 

参加した生徒の感想

・今回2年ぶりの参加だったのですが、こうして来てみると、研究を間近に感じられる大会で、中間試験前であっても来る価値のある大会だと改めて感じました。

・たくさんの学校・研究所・大学が来ていて、いろんな分野の研究に接することができるので、これまでは関心がなかったことで、新たに興味を引くことに出会えました。

*研究発表内容
O02-P32 ◎鈴木 泰我「東京都新宿区落合地域における水文地質的構造の推定」

*参照ページ
日本地球惑星科学連合:http://www.jpgu.org/
2018年大会:http://www.jpgu.org/meeting_2018/
高校生セッション:www.jpgu.org/highschool_session/2018/index.html
結果発表:http://www.jpgu.org/highschool_session/2018/2018report_0521.pdf

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会場前で記念撮影

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ポスターの掲示をして、参加した部員に対して発表の予行演習

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ポスター概要説明。鈴木君は昨年度に引き続いての研究発表で、この概要説明も堂々としていました。

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ポスター発表の様子。多くの方々が研究発表を聴いてくださいました。

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他校の発表を熱心に聞く生徒

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様々なブースを見学する生徒