中学３年生は、１０月末、４泊５日で広島・大阪・奈良・京都へ修学旅行に行ってまいりました。少し遅くなりましたが、全行程を写真と一緒に紹介していきます。
1日目は６時５０分に東京駅に集合。約４時間の新幹線の旅で、広島へ向かいました。到着してすぐに広島平和記念資料館を見学、その後子供のころに広島で被爆した方からの貴重な講話をお聞きしました。各教科で様々な事前学習をしてから実際に広島の歴史を目の当たりにし、少しでも生徒の中で平和への思いが膨らんでくれていることを願います。
その後、宮島へフェリーで渡り、厳島神社などを見学しました。

２日目はもう一度広島平和記念公園を訪れ、ガイドの方から公園内の記念碑にまつわるお話を聞かせていただきました。英語の授業の事前学習で学んだ禎子の像も見学でき、７０年前にこの場で起きた現実について、思いをはせる時間となりました。
その後、新幹線で新神戸・新大阪へ移動。そこからはこの日の宿泊地である橿原までは各班で自主研修となりました。大阪でアベノハルカスや道頓堀などを訪れる班が多かったようです。


３日目は奈良を巡りました。
江戸時代の街並みがそのまま残る今井町をガイドの方と見学した後、春日大社へ向かいました。そこからは班ごとに、興福寺・奈良公園・北山十八間戸・般若寺をガイドの方からのお話しと共に見学しました。長距離の徒歩移動にくたびれる生徒が続出しましたが、それ以上にたくさんの国宝を直に見られることに感動していました。その後、京都の旅館へ向かいました。


４日目は班ごとの自主研修です。
朝の８時半から４時４０分まで、すべて自分たちで考えた行程で京都の街を巡りました。清水寺、金閣寺、銀閣寺などの有名なお寺のほか、２隊では幸運にも京都御所の一般公開と重なり、御所の見学をできた班もありました。どの班もこの日を心待ちにしており、存分に京都を楽しんでくれたようです。自主研修の最終目的地は妙心寺。全員で座禅体験をしました。短い時間でしたが、静寂の中で心を落ち着ける座禅は生徒たちにとって新しい経験となったのではないでしょうか。


最終日の５日目の午前中はクラス別のコースです。宇治周辺を回るコースや保津川下り、比叡山延暦寺を訪ねるコースなどがありました。その後、新幹線で京都を後にし、東京へ到着です。


大きな事故もなく無事に全員戻ってくることができました。生徒・教員共に濃密な５日間を共有し、さらに深い絆が生まれたような気がします。広島・大阪・奈良・京都で学んだことや体験したことが、生徒たちの今後の人生に大いに生かされ、大切な思い出として残ることを願ってやみません。
（中学３年７組担任　清水）