高校2年 沖縄修学旅行 第1日目(第1隊)
2015.10.26
待ちに待った高校生活最大のイベント、修学旅行が始まりました。第1隊は、25日(日) から29日(木)まで、第2隊は27日(火)から31日(土)まで、東京をしばし離れ、沖縄にて充実した4泊5日を過ごして参ります。朝は羽田空港に7時50分集合。4クラスのうち1人の遅刻もなく、無事に羽田を出発、2時間半のフライトの後、那覇空港に到着しました。
初日のテーマは、平和学習。空港でクラス別にバスに乗り込み、主に南部戦跡を巡りました。(訪れた順番はクラスにより若干異なりますが)平和の礎(いしじ)では現地のガイドさんの情感のこもった説明を伺った後、平和祈念資料館で豊富な史料や写真、体験集を通じて、沖縄戦の一端に触れることができました。また、ひめゆり資料館では、無念にも戦争で犠牲になった、若い方々の写真も多く展示されていました。多くの生徒たちが、限られた時間内で、展示室内に置かれた戦争体験集を熱心に読んでいるのが印象的でした。糸数アブチラガマ(ガマとは自然洞窟のこと)も訪れましたが、ここは沖縄戦の戦場が南下するのに合わせて陸軍病院の分室となった場所とのこと。実際に70年前にこの場所で起こっていたことを想像し、生徒たちはどんなことを思ったでしょうか。
現代はインターネットの時代、多くの情報を大して苦労することなく入手することができます。しかしそれでも、現地に足を運び、自分の肌感覚で物事を捉えることの意義は計り知れません。「平和は大切」といったありきたりの感想だけでなく、現地に出向いたからこそ感じられる自分なりのサムシングを大事にしてほしいと願います。学ぶところは学び、楽しむところは楽しみながら、充実した5日間にしていきたいと思います。
羽田空港に集合
無事に沖縄に着陸。めんそーれ!
ひめゆり資料館前で手を合わせる生徒たち
平和の礎でガイドさんの話を熱心に聴く生徒。ガイドさんのお話は心に響くものでした。
平和祈念資料館を見学し、不発弾のレプリカを見る生徒。戦跡では非常にきちんとした姿勢で平和について考えられたと思います。
ホテルに到着して晩御飯。しっかり食べて、ゆっくり休んでください。
蛇足ですが飛行機から見た富士山。天候が心配されていましたが、沖縄は今日から快晴。この5日間、良い天気に恵まれればと思います。