KSプロジェクト・言葉系外部コンテストにチャレンジ〜海城生、俳人と出会う〜
2018.02.16
こんにちは。KSプロジェクト・言葉系外部コンテストにチャレンジです。
本講座は、来年度の俳句甲子園に向け、すでにスタートを切っています。今年度の経験者に新たな仲間を加え、賑やかに進めております。
俳句を作る、ということに真剣に向き合うにつれ、日々の活動をより充実したものにしたいという思いを強く持つこととなった生徒たち。しかるべき方々にいろいろ御指導いただく場を是非作ってもらいたい、という申し出がありました。
そこで、本校の俳句甲子園プロジェクトにおいて、これまでもいろいろ相談に乗っていただいていた俳人の佐藤文香さんにお願いし、今回の企画が実現いたしました。佐藤さんには、福田若之さん、柳元佑太さんにも声をかけていただきました。3名の俳人をお迎えした会は、生徒からの質問にお三方が答える、という形で穏やかに進行。大変有意義な時間となりました。やりとりの中で特に印象深かったのは、平素からのインプットの重要性をお話しになっていたことでした。よい句をいかに生み出すかというアウトプットを考えるのならば、それに必要な様々な知識、情報といったものをいかに普段から蓄えておけるか、がむしろ重要となってくる、というお話は、俳句だけにとどまらないお話だと受け止めました。
積極的に質問し、お話に耳を傾けつつ、真剣にメモを取る生徒たちの姿を頼もしく思いました。教えていただいたことを今後の活動に是非活かしてほしいと思っています。
ゲスト紹介(敬称略)
佐藤文香
松山東高校在学中に第5回俳句甲子園個人最優秀句。早稲田大学に入学、2006年、第2回芝不器男俳句新人賞にて対馬康子審査員奨励賞を受賞。第1句集「海藻標本」を出版、2009年、同句集により宗左近俳句大賞を受賞。2014年に詩集「新しい音楽をおしえて」と第2句集「君に目があり見開かれ」を刊行。
福田若之
開成高校在学中に俳句甲子園に出場。俳句同人誌「群青」「オルガン」に参加。ウェブマガジン「週刊俳句」を共同で運営。共著に「俳コレ」
柳元佑太
旭川東高校在学中に俳句甲子園に出場。俳句結社「澤」に参加。