• 生物部 「第126回日本森林学会大会ポスター出展」

生物部 「第126回日本森林学会大会ポスター出展」

2015.04.06

  • 理科
  • 生物部

3月26〜29日に開催された第126回日本森林学会大会の高校生ポスターの部に生物部植物班が出展しました。
生物部植物班では、昨年の冬から狭山丘陵で雑木林の萌芽更新(樹を切って切り株から新たな芽が出ることで森林の若返りをはかること)の調査を行っています。述べ304本の成木の胸高直径と1740本の萌芽の直径と長さを測定してきました。調査自体もとても大変だったのですが、膨大なデータをまとめるのは大変でしたが、中学3年生の生徒を中心に樹種ごとの萌芽の法則性を見つけるために必死にデータと向き合っていました。フィールドでコツコツデータを集め、それを必死にデータにまとめる。フィールドの研究の厳しさと面白さを実感できたのではないかなと思います。学会に向けてデータをまとめることで新たな課題も見えてきたようです。彼らはこの春から高校生。この経験を生かして更なる進歩を期待しています。
発表タイトル:狭山丘陵における二次林構成種の萌芽特性について
研究者:角田週平(高1)、岡本泰崇(中3)、後藤遼太(中3)
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萌芽調査の様子


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萌芽調査には1年生も手伝ってくれました。
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雪の残る斜面での調査はつらかったです。
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伐採前には成木の直径も測定しました。
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太い樹は直径を測定するのが大変でした。
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藪の中でも臆することなくコツコツデータを取ります。
生物部が狭山丘陵で行っている里山の保全活動と合わせて、里山の雑木林の研究も進めて行く予定です。