• 中学2年 芸術鑑賞会  青☆組『グランパと赤い塔』

中学2年 芸術鑑賞会  青☆組『グランパと赤い塔』

2017.11.28

  • 2016年度入学
  • 学校行事

中学2年生は、先週11月21日に芸術鑑賞会として、吉祥寺シアターで青☆組『グランパと赤い塔』を観劇しました。この作品は、昭和33年、東京タワーが建造中の東京に暮らす、とある家族の日々の営みを描く群像劇です。

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観劇後の生徒の感想をいくつか抜粋して紹介したいと思います。
 

「細かい行動でも最後の方で重要になってくることもあったり、今回の劇はかなり作り込まれているように感じて、演出家さんや、出演者みんなで劇を作っているようで、劇ってすごいなあと思えました。」

「煙草のにおいや役者さんの生の声など映画やドラマなどでは味わうことのできない臨場感を得ることができて、とても貴重なものとなりました。」

「まず劇場に入ったとき、舞台が近くてとても驚きました。舞台が近く、とても迫力があって、生々しい演技は面白く、深く印象に残りました。」

「映画や番組では切り落とされるであろう登場人物達のさりげない行動までが、繊細に描かれていて、まるで本当の家族の家庭を覗いているような感覚になった。人と人との会話の中で昭和三十三年の背景が自然と浮かんで来るようで不思議だった。」

「今回舞台となった昭和の時代に僕は生きていないので、実際の生活はわかりません。しかし、今回の劇をみたことにより、昭和の人々の生活を想像し、楽しむことができました。僕はその中でも特に、大家族での生活がおもしろそうだと思いました。」

「今回『グランパと赤い塔』を鑑賞して、『特に大きな出来事は起こらない日常を、細かく丁寧に描いていく』というようなスタイルにとても感動しました。〈中略〉人々の生活、特に今回は戦後の昭和が舞台でしたが、そういったものを第三者的な視点で『演劇』を通して眺めてみると、今まで見えてこなかった観点から楽しめて、とても面白かったです。〈中略〉ぜひ来年度、吉田小夏さんのコミュニケーション授業を受けたり、今回出演された方々の他の作品を鑑賞してみたいです」
 
 
 
日ごろ、演劇に触れる機会のあまりない生徒たちにとって、今回の芸術鑑賞は新鮮で貴重な体験となったようです。また、劇で描かれた昭和33年という、生徒たちの祖父母が子供だった頃の文化や人々の生き方に感銘を受けた生徒も多くいました。この体験を糧にして、今後も生徒たちには様々な演劇や、その他さまざまな芸術に興味を持って触れていってほしいと思います。
 
最後になりますが、今回このような素敵な芸術鑑賞会を実施させてくださいました青☆組のみなさんや関係者の皆様に、深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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