夏期講習 国語リレー講座 第4回
2014.08.29
夏期講習「国語リレー講座」の四回目。担当は安達隆之教諭です。
タイトルは「雪男から考える「国語」」。ヒマラヤ山中にひそむ謎の雪男を探索する人々の姿を描いた『雪男は向こうからやって来た』(角幡唯介 2011.8 集英社)を教材として取り上げ、このノンフィクション作品を手がかりに、「国語」とはどのような科目なのかについて考えていきました。
講義を終えた生徒たちの感想を引用します。
「最初にこの講座の詳細説明を目にしたときは「雪男は向こうからやって来た」のストーリーと「国語」という教科に、どのような関係があるのか全くわからなかった。実際、この作品を読んでいる間も、そのようなことは考えず、ただただ没頭していた。ところがワークシートを用いて雪男のイメージをまとめ、気付かないうちに自分の中に新たな言葉が生成されていたのだとわかったときには、かつてない感動を覚えた。読書をする、というと単に知識を得る、教養を身に付けるなどの印象があったが、「言葉の世界の拡充」にもつながると知ることができたので、今後は本により親しみを持ち、一層楽しみながら授業を受けたいと思う」
次回は最終回。濱詰知嘉教諭が担当します。