卒業生の話題ですが，先日，地学部も参加した日本地球惑星科学連合2014年大会で地学部OBの東京大学理学部地球惑星科学3年の高野雄紀君が，学生優秀賞を受賞しました．分野により5つのセクションに分けられていますが，その中の大気水水圏科学セクションの6名に選ばれました．ＨＰを見るに，研究科や研究所所属は卒業研究を終えた大学院生であると思われるので，数少ない学部生の受賞としても価値があるのではないかと思います．詳しくは以下のサイトをご覧ください．
　注目したいのは彼の優秀さだけではなく，今回の学会発表の研究内容が，地学部時代に取り組んだおとめ山公園の湧水調査・研究を継続，発展させたものであることです．卒業後も母校の地学部を訪れてくれ，後輩を指導に当たるとともに，現部員が継続させているデータも利用して研究を行っており，地学部としてもとても喜ばしいと同時に，目指すべき1つのモデルとしての可能性も感じました．彼の凄いところは，まだ学部3年生なので卒業研究前の受賞であり，これから卒業論文を控えていることです．これからの活躍を期待するとともに，彼のサイエンスへの好奇心や行動力，物事に継続して取り組める力などに敬意を表したいと思います．
　高野 雄紀 東京大学理学部
　「新宿区おとめ山公園湧水の地下水位-流量モデルと地下水位の大気圧応答」
＊参照ページ
　JpGU2014学生優秀賞：http://www.jpgu.org/prize/
　日本地球惑星科学連合（JpGU）：http://www.jpgu.org/