2017 東北大学浅虫臨海実習②
2017.08.04
2017年8月3日
本日は、海の生物の採集と観察の日。
まずは海産クマムシが専門の藤本心太先生より動物の系統に関する講義をしていただきました。
海にしかいない動物門が多く、したがって海は生物多様性を学ぶ上で欠かせない、という藤本先生のメッセージが非常に印象的でした。
かなりマニアックな知識を教えていただき、待ちに待った生物採集。まずはサンセットビーチに出向き砂を採集します。その後研究センターに戻り、センター前の磯に降りて生物の採集。
午後は、午前に採集した生物の詳細な観察。
肉眼で容易に見える動物だけではなく、砂の隙間にいる微小動物を濃縮し、実体顕微鏡下で観察。いかにセンチュウ(線形動物門)やゴカイ(環形動物門)のなかまが多いかを実際に理解することができました。
海産のクマムシ(緩歩動物門)やイタチムシ(腹毛動物門)等のめずらしい微小動物も自分たちで発見、観察することができました。
一日があっという間。顕微鏡に何時間も向き合う生徒達の集中力には驚かされます。
観察手法も含めて非常に勉強になりました。今後の活動にすぐに生かせそうです。(引率教員)