2017 東北大学浅虫臨海実習①

2017.08.02

  • 理科
  • 生物部

2017年8月2日

3泊4日の浅虫臨海実習が始まりました。中2~高2の生物部員希望者18名が参加。本実習の目的は以下の通りです。
・陸奥湾潮間帯の生物の形態や胚発生を観察したり、実験発生学を学び体験したりすることで、観察や研究の方法やそれらに対する姿勢を学ぶ。
・自然豊かな臨海実験所で日々研究を行っている先生方との交流を深めることにより、臨海実験所での研究の意義を理解するとともに、自らの進路について考えるきっかけとする。

 

本実習は、東北大学大学院生命科学研究科付属浅虫海洋生物学教育研究センターの皆様にお世話になります。
本日1日目は、発生生物学が専門の美濃川拓哉先生にご指導いただきました。美濃川先生からウニの発生について概説していただいた後、キタサンショウウニの人工受精を一人ひとりが体験。顕微鏡下で受精するようすを観察しました。その後の細胞分裂(卵割といいます)をじっくり追います。海城の日常生活では何時間もずっと観察し続けることができないので、非常に貴重な経験です。

 

夕食をいただいた後、実習室に戻り、ウニ胚の調節性や多胚形成、出芽とこれらの関連、意義に関する新しい考え方についてレクチャーしていただきました。中2生には少々難しかったかもしれませんが、知的刺激に満ちた内容。その後も受精卵の発生のようすを記録し続けます。

 

明日以降の活動も楽しみです。
2014年の同実習のようすはこちらをご覧ください。(引率教員)

 

顕微鏡下で人工受精

顕微鏡下で人工受精

中2生も熱心に記録をとります

中2生も熱心に記録をとります

生徒が観察していた胚

生徒が観察していた胚

夕食後、束の間のひと時

夕食後、束の間のひと時

実習は夜も続きました

実習は夜も続きました