理科 地学部 南極北極ジュニアフォーラム2013 南極科学賞受賞
2013.11.24
11月17日(日),地学部は,国立極地研究所にて行われた南極北極ジュニアフォーラム2013に参加しました.先日の記事でもご紹介した「第10回中高生南極北極科学コンテスト−中学生・高校生の提案を南極・北極へ−」において,本校の地学部天文班が提案した「人工の光がない自然な夜空の明るさとは」が全国52校776件中,最優秀賞の南極科学賞(今回は2件)を受賞し,このフォーラムで表彰状が授与されました.なお,提案の内容は以前の記事(下記参照)をご覧ください.入賞作品はフォーラムの中で口頭やポスターで発表することになっており,表彰式後,我々の提案も口頭にて発表しました.
また,フォーラム後半には,前回(第9回)提案された北極科学賞と南極科学賞の実験報告も行われ,特に,南極科学賞の実験は昭和基地と衛星回線で結んで生中継し,いま越冬中の54次隊から直接報告がありました.その後には,越冬隊と入賞した生徒が交信する機会もあり,とても刺激的なものでした.他校の提案も面白く,終了後には同研究所の南極・北極科学館も見学でき,楽しい1日を過ごすことができました.
この提案は,11月22日に出発する第55次日本南極地域観測隊に観測機器を託し,越冬期間中に南極・昭和基地での観測が行われることになります.観測隊の皆さん,どうぞよろしくおねがいします.
*関連ページ*
国立極地研究所 南極観測のホームページ:http://www.nipr.ac.jp/jare/
国立極地研究所 Topics:http://www.nipr.ac.jp/info/notice/20131016contest.html
以前の記事:https://www.kaijo.ed.jp/wp-content/uploads/press/2013/11/post_702.html
参加した生徒で記念写真.
表彰式の様子.
南極科学賞をいただきました.おめでとう.
本校地学部の発表の様子.中心になった中3の廣木君が発表しました.
早速,会場の研究者から専門的なコメントが…実は私の大学院の指導教員の先生でした.不思議な気持ちですが,とても褒めていただきました.他の方々からも有益なコメントをいただきました.
観測機器を持って行ってもらう第55次南極地域観測隊の越冬隊長からもコメントとメッセージをいただきました.観測をよろしくお願いします.
ポスターセッションの様子.
昼食は,立食形式でいただきました.南極観測で著名な先生方も多く,そういう人たちと食事をしな
がら交流できたので,とても良い機会が持てました.
フォーラムの最後には,昭和基地と衛星回線でつなぎました.昭和基地の看板わかりますか?リアルタイムで南極とつながるって,すごい時代ですね.
フォーラム終了後は,参加者は南極・北極科学館を見学させてもらいました.フォーラムに参加された先生方もいらっしゃり,贅沢な見学会でした.うちの生徒は熱心で時間ぎりぎりまで見ていました.
越冬に使う服を着て記念写真.