「科学の甲子園東京都大会」で健闘
2013.11.17
11月17日、43校が参加する「科学の甲子園東京都大会」が戸山高校で行われ、本校の精鋭6名が健闘しました。
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競技は午前中の筆記と、午後の実技に分かれています。開会式の後に行われた筆記競技は、物理、化学、生物、地学、数学、情報の6領域があり、知識だけではなく、その活用能力も問われます。制限時間2時間のうちに、チーム6人で分担して解答。必ずしも1人が1つの領域を担当する必要はなく、チーム内で相談して解くことも可能です。役割分担をどうするか、自分の得意分野をどう生かすか、わからないところでどうコミュニケーションをとるかなど、チームワークも求められます。本校選りすぐりのスペシャリスト集団は各自持てる力を十分発揮できたようでした。
その後、昼食休憩と大学生による模擬実験の見学をはさみ、実技競技が行われました。実技試験は「クリップモーターカーレース」で、アルカリ乾電池、クリップ、エナメル線、磁石などの材料をもとに車体を作り、レースをするというものです。内容は事前に公開されており、試作品を作るなど準備する時間は与えられています。 ただし、当日は1時間という限られた時間の中で一からマシンを作り上げなければならず、ここでも役割分担やチームワークが求められます。
そうして本校の6人が作成したマシンは以下のようなものです。彼ら曰く、「普通はコイルを回すことを考えるが、逆転の発想で磁石を回すことで車輪を動かした」というのが工夫した点だったようです。
レースは引率教員も含めた参加者全員が見守る中で行われました。100秒の制限時間の中で3mのコースを完走できたチームは43校中わずかに7校。いかに難しい課題であったかがわかります。本校は40秒30の好記録で完走し、タイムでは全体の3位に入りました!当日の朝までみんなで打ち合わせをしていたという慌ただしさでしたが、しっかり結果を出してくるあたり、非常にたくましい6人だと感じました。終わった後に1位のタイムを出した高校(圧倒的なタイムでした…)の分析や自分たちとの比較をしていたことも、さすがだと思わせてくれました。
会場に集まった生徒たちは、競技という点ではもちろんお互いライバルですが、同じ課題に取り組んだ同志として全員が全チームの応援をするような雰囲気があり、非常にすがすがしい気持ちで観戦させてもらいました。来月行われる結果発表と表彰式も楽しみです。