中3修学旅行第2隊(2日目)滋賀・琵琶湖
2013.10.23
10月23日(水),中3修学旅行第2隊(2日目)です.今日は,朝から奈良を後にし,2クラス毎に分かれ,琵琶湖での環境保全学習と滋賀県高島市にある針江集落を訪れました.琵琶湖での環境保全学習ではMegumiという船に乗り,琵琶湖を北上するクラスと南下するクラスがありましたが,いずれも日本一の琵琶湖上からの眺めを堪能できました.
船上では,琵琶湖のプランクトン観察をしたり,湖心近くでの深い深度の湖水を採水し,水質を測定したりしました.こういう調査を体験し,それが元になって琵琶湖の環境保全や健全な水資源管理につながることを,事後学習でも振り返りたいと思います.また,針江では,現在も比良山系からもたらされる良質な湧き水を「川端(かばた)」というシステムで家庭に引き込み,その水を「生水(しょうず)」と呼び,自然とうまく調和して生きる暮らしを垣間見ました.あいにくの天気でしたが,今後,世界的な問題となるだろう水資源・水環境について,ローカルな1つの事例を知ることができたと思います.
今日の宿泊は,大津市のロイヤルオークホテルです.明日からは,班別自主研修になります.最後の計画を詰めておきましょう.
Megmi という船でこれから琵琶湖に出ます.
船内での学習がスタート.琵琶湖上で学ぶなんて素敵だと思います.
船内から見える風景から琵琶湖の歴史や暮らしのお話も聴きました.
顕微鏡を用いたプランクトンの観察
あまりうまく撮れていませんが,レンズを顕微鏡に近づけてみました.
次に深い場所の湖水を採水します.ニスキン採水器を使いました.
この採水器は,採水したい特定の深度でメッセンジャーと言う錘を落とし,ふたをして引き上げます.手ごたえありましたか?
採水できた水の水温や水質を調べます.表層に比べて深い水は温度が低いことを温度計に加え,手で触って確認もしました.
さらにパックテストで,表層と深層,大津港と今津港の水質の違いを測定しました.
午後は,滋賀県高島市の針江という集落を訪れました.挨拶が済み,これから1クラス4班に分かれスタートです.
各家庭にある川端(かばた)を見学して回ります.地元の方の案内で詳しく説明してもらえました.
いくつかの川端や湧水の味比べ…利き水ですね.ここは評判の湧水のようです.
針江の湧水で作った豆腐をいただきました.大豆の味がしっかり残る美味しい豆腐でした.生徒にも評判でした.
首都圏では歩けないような風情の場所を歩いて貴重な経験となってくれれば幸いです.
食事です.2泊目は豪華なホテルで洋食でした.おいしくいただき,明日も雨ニモマケズで行きましょう.
私の部屋から見た琵琶湖(瀬田川)と対岸の大津市街地の夜景.しっとりと美しいと思いました(拡大可能)