「ハイスクール国際ジオラマグランプリ」で模型部がグランプリを受賞!
2013.10.22
9月12日から16日に浜松駅近くのザザシティ浜松にて、ハイスクール国際ジオラマグランプリ・エキシビション大会が行われました。
海城高校模型部では夏休みを前に急遽5名のチームを組みエントリーしました。高2の大野秀真君(部長)、吉岡恒史君、中嶋慧悟君、森優君、高1の岩渕野衣君です。メンバーは、約50cm角の中で何を表現するかと悩みながら、写真のような作品を作り上げ出品しました。タイトルは「鉄の旋風」。本校が海軍予備校だったことを意識し、海洋戦、空中戦を遠近感を持たせながら表現したものです。
〈鉄の旋風〉
夏休み中は、各個にジオラマに配置する作品を作ったり、時には頭を寄せ合って構図を考えたりするうちに9月を迎えます。台を作り、作品を配置していくうちに、ようやくジオラマらしくなり、完成すると浜松まで持参しました。最終日の9月16日には、参加校のプレゼンテーションがあるため文化祭の片付けは15日中に早々に済ませ、16日早朝に、いざ浜松へと思ったのですが、ご承知のように台風がよりによって浜松近くに上陸の予想ということで、「一人でも行く」というメンバーをなだめつつ、浜松行は断念と相成りました。他校も、ほとんど行くことができなかったようです。
我が模型部は、常に作品作りをリードしてきた部長がプレゼンテーションに代わるアピール文を書き、メールで送って読み上げていただきました。生徒、顧問共、自宅で嵐の過ぎ去るのを待つ中、主催者から電話があり「アメージング賞」と共に「グランプリ」を受賞した旨伺いました。会場で、ハイタッチをして喜ぶことこそできませんでしたが、翌々日、部室に集まって掃除(文化祭後の恒例行事)をしていた部員の顔は晴れ晴れとしていました。先日、賞状と共に、審査員をされていた情景作家の方のサイン入り作品写真集をいただきました。
〈グランプリを受賞したメンバー〉
今年は、毎年行われてきたコンテストが一つなくなり、活躍の場が減って意気消沈していたところに舞い込んだ大会だったため、チームだけでなく部員一同喜ぶと同時に励まし合って作品を出品することができました。また、普段は、部室でおしゃべりし教え合いながら活動をするにしても、模型製作自体は、自分の好きなジャンルのものを個々に行うということが普通だったので、チームで一つの作品を作り上げる楽しさ、難しさを知ることができたのではないかと思います。次回に向け、部員一同、切磋琢磨しつつ前進です。
尚、大会に関しては、ホームページに詳しく紹介されているので、そちらをご覧ください。
http://hid-gp.wix.com/hid-club-house
アピール文は、ジオラマの構成を熟考の末に仕上げたことがうかがえる力作なのですが、如何せん長文なので割愛いたします。
(模型部顧問)