中学3年化学実験 化学反応と量的関係〜炭酸カルシウムと塩酸の反応〜
2013.07.12
中3の理科Ⅰ(化学)では、現在、物質量の分野を扱っています。化学反応に関わる物質が、どのくらいの量で反応するのかを扱う分野です。今回は、炭酸カルシウムに塩酸を加えて二酸化炭素を発生させる実験について、その量的関係を学びました。
(1) メスシリンダーで2.0 mol/Lの塩酸を35 mLとり、200mlの三角フラスコに入れる。
(2) 炭酸カルシウムの粉末を1.0 gずつ6枚の薬包紙に取る。
(3) 電子天秤に(1)の三角フラスコをのせて全体の質量を測定する。
(4) 1枚目の薬包紙に取った炭酸カルシウムを三角フラスコに少量ずつすべて入れる。
(5) 反応が終わったら、容器ごと質量を測定する。また、未反応の炭酸カルシウムが残っているかを確認し、記録する。
(6) 6枚目の薬包紙まで順に(4),(5)を繰り返す。
測定した質量から、炭酸カルシウムの物質量と、発生した二酸化炭素の物質量を求め、グラフにするとこのようになります。それぞれの直線やそれらの交点の意味は理解できたでしょうか?