生物部 「生物多様性フォーラムへの参加報告」
2017.03.04
生物部では2月に2つの生物多様性に関係するフォーラムに参加してきました。どちらのフォーラムにおいても生徒達はどんどん質問や意見を言っており、質問の後には会場から多くの拍手をもらいました。「中高生の発言がこうしたフォーラムを盛り上げてくれる」と褒められました。今後も様々なシンポジムに参加して、中高生でもどんどん社会に向けて自分の意見を言ってもらいたいと思います。
2月2日、中学生4名とOB1名で国連生物多様性の10年日本委員会UNDB-J地域フォーラムに参加してきました。
内容は主に国際認証制度に関する話でした。私達は生態系から多くの恩恵を受けて生活をしています。その中で、過度な自然利用により、生態系に影響を与え、持続的な自然利用ができなくなる恐れがあります。持続可能な社会に向け、生態系に配慮した生産、流通のしくみができはじめています。今回は養殖における認証制度であるASC認証(Aquaculture Stewardship Council)や持続可能な森林利用の認証制度であるFSC認証(Forest Stewardship Council)を取得した例やそれを販売するスーパーの事例を学びました。昨年末にボルネオスタディツアーに参加し、広大なアブラヤシプランテーションを見てきたた生徒は、持続可能なパーム油利用のための円卓会議の認証(RSPO)にとても興味を持って聞いていました。
大学、自然保護団体、流通大手企業、認証制度事務局など多彩な方々のディスカッションはとても勉強になりました。
フォーラムの後に「振り返り」をした際に寄ったカフェで早速FSC認証が書かれているコップを見つけました。
続いて、2月18日、中学生4名で、田んぼ10年プロジェクト全国集会 in 川越 『生きもの育み雁の舞う里山・街づくり』 〜かわごえ里山2017田んぼフォーラム〜に参加してきました。
海城の生徒達は普段から取り組んでいる埼玉県所沢市の北野の谷戸の活動について、ポスターで発表をしました。福岡や小田原での地域を挙げた地域おこしや宮城県の蕪栗沼のマガンと農業の関わりなど日本全国の事例を学び、多くの方と交流をすることができました。
多くの参加者がいる中での質問、とても良かったです。
発表に使用したポスター。
遅くまでお疲れ様でした!