• 理科 地学科 冬の天体観察会@清里高原(1日目)

理科 地学科 冬の天体観察会@清里高原(1日目)

2016.12.29

  • 地学部
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12月28日(水)から30日(金)にかけて,山梨県北杜市にある清里高原で,地学部を中心とした中高合わせて29名が参加し,毎年恒例の天体観察会を行っています.これは,教室での授業や普段の生活では経験できない星空を眺め,宇宙への興味・関心をより高めてもらおうと,毎年,企画しているものです.氷点下になる冬の清里高原で肌を刺す寒さですが,凛とした空気感とシーイングの良い空が最高です.ペンションのオーナーに,望遠鏡を使っての観察もしていただきました.また,今回は,1日目の移動中に途中下車して,釜無川の信玄堤を見学しました.天気も良く,富士山を見ながら,信玄の治水術の一端を垣間見ることができました.観察会の1日目の様子をアップします.

IMG_1248甲府盆地(勝沼ぶどう郷駅)(1)

中央本線の鈍行でゆっくり清里まで移動です.途中,勝沼ぶどう郷駅付近の車窓から見た甲府盆地です.時間がかかってしまうではなく,こういう時間をゆったりと風景や地形などの観察に使いました.

IMG_1257竜王用水と富士山(1)

竜王駅からは,釜無川の信玄堤まで片道約25分.富士山を見ながら,きれいな用水の流れに,足取りも軽かったです.写真は,富士山をバックにした竜王用水の風景.最高です.

IMG_1269_釜無川の聖牛(1)

信玄堤でみられる「聖牛」という仕掛け.これで水の勢いを弱めます.信玄の治水術は,信玄堤だけではなく,自然地形や人間の力をうまく利用して,洪水をいなす技術のように感じました.

IMG_1289釜無川で記念写真(1)

信玄堤と富士山をバックに記念写真.信玄の治水術は,もっと勉強したくなりました.その思想は,現代社会も学ぶべきところが多いように思います.

IMG_1293釜無川の礫(1)

釜無川の礫集め.種類の違うものを集めます.色々な河川でこれをやってきていますが,最初はわからなくても,段々,違いがわかってきます.目で見て触れた経験は大切.

IMG_1310釜無川の信玄堤(1)

信玄橋から見た釜無川.中央右手の高い地形は「高岩」という溶岩でできた地形で,信玄はこの自然地形を利用して,ここに川の流れをぶつけて弱めたそうです.

IMG_1351(夕暮れの富士山)(1)

清里駅到着前の甲斐小泉駅付近の車窓から見た富士山.新幹線のように速くない鈍行の車窓も十分に楽しめます.夕刻に赤く染まりながら変化していく姿が本当に美しい.

IMG_1358(夕食)(1)

いつもお世話になっているペンションスケッチブック.早速,夕食を食べて,星空の観察へ.

IMG_1399(天の川)(1)

1日目の夜は,とても良い天気でした,顧問が撮影したものですが,いくつか紹介します.北の空で見つけにくいですが,カシオペア座とうっすら天の川が映っています.

IMG_1431(北の空)(1)

こちらも北の空の動きを撮影した写真.20分くらいの露出時間です.