理科・地学 冬の天体観察会1日目
2012.12.23
12月22日の終業式後、地学部を中心に山梨県清里高原に天体観察会に行きました。2時半に学校を出発し、鈍行列車で4時間以上かかって清里駅に到着。2008年と、2009年にもお世話になった「清里ペンションスケッチブック」に泊まりました。ここは、天文好きのオーナーが経営されており、数多くの天文合宿に使われている場所です。
新宿では朝から強い雨でしたが、学校を出発するときにはちょうど雨がやみ、天体観察するときに少しあった雲もどんどんなくなっていきました。最終的にはほぼ雲のない満点の星空を観察でき、幸運に恵まれたと感じています。肉眼での観察や双眼鏡・望遠鏡を用いての観察のほか、天体写真の撮影に熱がこもりました。オリオン座や冬の大三角形、冬のダイヤモンド、北斗七星、カシオペヤ、木星、プレアデス星団など、さまざまな星座・天体を肉眼やカメラを通して楽しみました。−3℃前後の気温の下、寒さを忘れ?取り組み、「寝るのが惜しい」といった声が聞かれるほどでした。また、ペンションに設置されている天体ドームには口径35cmのニュートン式反射望遠鏡があり、それを使った観察もさせていただくことができました。月、木星、プレアデス星団、オリオン大星雲中心部にあるトラぺジウム、ぎゃしゃ座のM37など迫力ある映像に、一同圧倒されました。
また、学校で継続的に行っている夜空の明るさの測定も行い、人工の光の影響が大きい新宿と、人工の光の影響が小さい清里の比較も行いました。
オリオン座の下で観察(クリックして拡大)
長い電車移動も慣れたものです
夜7時に清里駅到着
観察の前にまずは夕食
冬の大三角形とオリオン座(クリックして拡大)
北斗七星(クリックして拡大)
口径35cmの本格反射望遠鏡で観察