生物部 「北野の谷戸で田んぼ・畑の草取りと林の管理作業」
2012.08.10
7月29日、中学生物部の生徒6名で埼玉県所沢市にある北野の谷戸で行われた里山保全活動に参加してきました。6月10日に田植えをした田んぼでの草取りや5月29日に植えたサツマイモ畑の草取りを行いました。苗を植えたり、収穫したりするのは楽しい作業ですが、夏の暑い中での草取りは大変な作業です。今回の作業で、作物を育てることの大変さを実感できたのではないでしょうか。
続いて、北野の谷戸にある林の管理作業を行いました。この林は、落ち葉を集め、畑や田んぼで使用する肥料を作るための落葉広葉樹の林(雑木林)にするように管理しています。現在では、常緑樹であるシラカシが増え、落葉広葉樹から常緑樹に遷移しつつあるので、シラカシなどの常緑樹の伐採を行っています。今回の作業では、昨年伐採したシラカシの切株からでてきた「萌芽」を枝切りばさみや鎌で切る作業や直径2cm程度の低木をノコギリで伐る作業を行いました。斜面での作業で大変でしたが、黙々と作業をこなしていました。
こうした林の作業も循環型農業をする上では大事な作業です。畑や田での作業だけでなく、林の管理を含めて作業することで、「里山の持続可能な循環のシステム」をしっかりと実感してもらいたいです。
<生物部顧問>
田んぼの中で草取り。田んぼの中を歩くことで、土が耕され、稲に酸素が供給されやすくなる効果もあるそうです。
田んぼの畦の草刈りもしました。
サツマイモ畑の草取り作業。雑草がかなり繁茂していました。
林の管理作業の様子。シラカシの切株からでた「萌芽」を枝切りばさみで切りました。
ノコギリを使って、細い木を切る作業。ノコギリを使って、生木を伐るのは初めてのようでした。2人で協力して、しっかりと伐っていました。