地学部 愛知県立一宮高等学校コアSSH合同研修会に参加
2012.07.15
7月14日(土)から15日(日)にかけて,地学部の天文班の代表者二人が,愛知県のハートピア安八で行われた「平成24年度一宮高等学校コアSSH合同研修会」に参加しました。
今年度より地学部の天文班では,愛知県立一宮高校が取り組んでいるコアSSH「小・中・高校と天文台との連携による光害研究と小中高校生の科学的資質の育成」の連携校になりました。この取り組みは,各地の夜空の明るさを継続的に調べ,「光害」を研究するもので,地学部では,日本有数の都市である新宿区の観測点として観測・研究を開始したいと考えています。
14日の午後,この研究に関する合同研修会が始まり,すでに連携してきた学校と新規参加の学校とが集まりました。この日は,観測に使用する機材の使用や設置の方法,昨年度から参加している学校により取り組み発表,交流会が行われ,夜には天文台の見学が行われました。15日には,さらに,星空公団の方による研修と観測連携に関する活発な議論が行われました。他の地学部の部員や先生方とも幅広く交流することができ,1泊2日の濃密な研修となりました。
今後,地学部でも夜空の明るさの研究を本格的に開始したいと思います。
参考:
愛知県立一宮高等学校
http://www.ichinomiya-h.aichi-c.ed.jp/index.html
コアSSH「小・中・高校と天文台の連携による光害研究と小中高校生の科学的資質の育成」
http://www.ichinomiya-h.aichi-c.ed.jp/ssh/icoassh.html
星空公団 http://www.kodan.jp/
(地学部顧問)
去年度からの連携校による研究発表。これは横浜サイエンスフロンティア高校の発表です。この発表会では,一宮高校の地学部生徒が司会進行の中心を行っており,積極的で素晴らしいと感じました。
今年度の新規連携校による活動紹介。簡単に地学部やその活動を紹介しました。
1日目の夜は天体観測でしたが,あいにくの天候で天文台の見学のみとなりました。残念。
2日目の星空公団による「夜空の明るさ」に関する講義。光害って?夜空の明るさって?という基本的な事項を問い直しながら教えていただきました。
参加者全員での今後の方針などの議論の様子。生徒も意見を出し合っていました。
名古屋駅で帰りの新幹線に。お疲れさまでした。次回の1月の成果発表が楽しみです。