新築工事 進捗報告(7月18日)
2020.07.18
本日の工事報告です。
現在の写真がこちらです。
前回の報告時点の写真がこちらです。
深いところもレベルを調節するための捨てコンが打設され全体がグレーになりました。
浅いエリアを見てみると何やらコンクリートに線が引かれて、赤・青・黄色の目印が付けられています。
これは「墨出し」と言われるもので、柱や梁、壁などの位置を現場に書き込む作業です。
言わば実物大の設計図ですね。
今後、建物を一番下で支える基礎をつくるための工事が始まりますが、赤は柱、黄色は地中梁の位置を示したもののようです。
これを目印に職人さんが鉄筋を組んでいくことになるそうです。
当然、久米設計さんの設計どおりの位置に書き込む必要がありますので、これもまたとても大事な作業ですね。
それと、青色は配管やケーブルなどを通すための梁の貫通箇所を指示しているそうです。
ちなみに貫通箇所は、梁が出来上がった後にガリガリ空けるのではなく、スリーブと言われる筒状のものを予め仕込んでおいて、その状態でコンクリートを打つことで、貫通部分をつくることができるそうです。
言葉だけでイメージすることは難しいと思いますので、また実際の写真でご報告できればと思います。
いやー、建設現場は知らないことがいっぱいですね。
実に楽しいです。
そして、深いところに目を向けると、何やら棒状のものが何本も立てられています。
これは地中梁の配筋の高さが一定になるようにするためのもので「基礎エース」と言うそうです。
基礎のエース。
実に頼もしい名前ですね。
これが立てられたということは、いよいよ今後、鉄筋が組まれていくことの合図だと思います。
来週も楽しみです。
それと最後にですが、
前回の報告で、台形に型枠が組まれているところに触れましたが、これは「釜場」と言われる水を意図的に集めるための窪みを作っていたそうです。
本日の報告は以上です。
なかなか梅雨明けせず悪天候が続いていますが、現場所長さんをはじめ、職人の皆様、引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。